こんにちわ!momoです。
今回は硬水問題について書いていきます!!
20年以上美容師で5年ほどバレンシアに住みたくさんのお客さんから頭皮のトラブルから髪のトラブルの声を聞きました!
この記事を読んでいただくと髪の毛における硬水の影響から対策までわかります!
注意 この記事は髪と頭皮(肌)に関してです。
カルシウムとマグネシウムが多く含まれている水を硬水といい少ないものを軟水といいます。
カルシウム、マグネシウムと聞くとミネラルウォーターにも入ってていいもののように感じますが、髪を洗うには厄介なものなんです。
硬水で洗っていると起こりやすいトラブル
バレンシアに住み始めのころや、日本に帰った瞬間に髪の違いに気づいたこともあると思います。
シャワーを浴びた後の髪の毛の状態が全然違う!!
バレンシアだと髪がパサパサ、頭皮はねっとり、皮膚はピリピリする。日本に帰るとなぜか髪の毛がサラサラする。
ケースごとに説明します!
髪がねっとりして毎日洗っているのに3日くらい洗ってないようなきがきがする。
原因1 シャンプーの流し残し
硬水だとシャンプーの泡立ちが悪くなります。マグネシウムとカルシウムが泡立ちを悪くさせています。それによりいつもより多くシャンプーを使い、なおかつ綺麗に洗い落とせていない場合。
原因2 石鹸カスのが発生
カルシウム、マグネシウムがシャンプーと反応してできるのが金属せっけん(せっけんカス)です。蓄積されていくのでベタつきが残ります。どんどん泡立ちも悪くなります。ベタつきになります。これを取るのは大変です。
髪がパサパサする
泡立ちがいい洗浄力の強いシャンプー剤を使うことによって髪のダメージが進む。
マグネシウムとカルシウムが髪に残りきしみの原因になる
皮膚がピリピリする
軟水や温泉で体を洗ったりすると皮膚がしっとり、もしかしたらちょっとぬるぬるした感じになると思います。それは一番いい状態です。皮膚が突っ張ったり、ピリピリしたりするのはカルシウム、マグネシウムが皮膚に残っているため。
硬水地方でも髪の守り方
まず、自宅の硬水度を調べましょう!
調べ方はこちら↓
毎日洗わない
この方法だけではサラサラにはならないのですが、軟水地域のように毎日洗うのは本当におすすめしません!!
想像してみてください
毎日洗って、毎日カルシウムとマグネシウムを髪や肌に付着させていると・・
怖いですね。
硬水地域でもともと住まれてる方は毎日シャワーに浴びないですよね?
バレンシアの人もそうです。毎日洗いません。バレンシアの人に聞きました
なぜ毎日頭を洗わないのか?
答え
洗えば洗うほど痛むし、汚くなるから。だそうです。
ヨーロッパではよく使われています。
軟水器をつける
もう!硬水から軟水にしてしまいましょう!
これが一番いい方法です。
もとの問題を解決しますからね
あんまり簡単なことではないのですが、、、一番いい方法なので説明します。
軟水器は硬水の原因、カルシウムとマグネシウムを取り除く機械です。
浄水器とは違います。
ちなみに浄水器は
細菌や塩素系消毒剤を取り除き、水をおいしく安全に飲むための機械。
これもぜひ知っておいて欲しいです。
軟水器は陽イオン交換樹脂(業界では「カチオン樹脂」と呼ばれることが多い)のみで構成され、その働きで通過する水の中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを自身が持つナトリウムイオンに置き換える。
置き換えが終わるとその働きは失われるが、ここに食塩水(塩化ナトリウム)を流してこれらを元のナトリウムイオンに置換し直すことで、繰り返し使うことができるこの作業を再生(さいせい)と呼ぶ。
日本で購入(短期滞在、マンションの工事がしたくない人、旅行中に)
日本はスーパー軟水国ですが軟水器は売っています。
日本で購入して、留学中に持っていきたい!1年ほどの駐在など短い期間でマンション賃貸する方にはこうゆうタイプがお勧め。
ionac 海外在住者の中では結構有名ですよね。
これはちょっと珍しいパターンで。イオン交換樹脂を使って軟水にするのではな電気化学的作用により、カルシウム・マグネシウムの結晶構造が変化することによって軟水のような効果がでる。
硬度成分の結晶構造を変化させることで軟水器と同じ性質の水に仕立てている
私の家のように400m/L くらいの硬水だとかなりの頻度でカートリッジを変えないといけないのでコストが結構かかります。
お金に余裕がある方、超短期の方にお勧め。コンパクトなのがいいですね!
Aquasoft これはちょっと大きいのですが、お風呂場に置いてシャワーに直接付けれるタイプです。中身はイオン交換樹脂なので再生が可能です。コスぱもいいですね。しかし、ちょっと大きいのが・・・
これが一番コンパクトでお勧めです。小さくて再生可能。
コスパと大きさが両立してますね!!
スペインで購入(長期滞在者のかた 工事あり)
軟水器はdescalcificadorといいます。
スペインで販売しているのは基本的に大きいものでお家の水を全て軟水にしますよタイプのものが多いです。
軟水器本体と取り付け費がかかります。
でも、長く住む場合最終的にこちらのタイプの方が確実にいいと思います。
こうゆうタイプですねー
スペインで売っているタイプはほぼイオン交換樹脂です。自動で再生してくれます。
再生するためには塩化ナトリウム(塩)が必要なので大量の塩を投入します。
私の家は賃貸なのでまだつけてはいません(涙)
ちなみにhair studio ichiにはちゃんとつけています!!もちろんです。
軟水で泡立ちよくシャンプーしていますよ!
使っているシャンプーを見直す
髪や頭皮に問題が出てる場合は今お使いのシャンプーを見直してみましょう。
まずどうゆうものが入っているのか知りましょう。
まず!
シャンプーの中身の90%は水と界面活性剤です。
界面活性剤は浸透、乳化、分散の作用によって汚れを落とすものです
そう。汚れを落とす作用のあるものです。シャンプーは汚れを落とすものです。
なので、界面活性剤がどうゆうものを使っているかを知る。
界面活性剤は3つに分けられます。
高級アルコール
洗浄力が強く洗い上がりが良い。
強すぎて頭皮の皮脂を過剰に洗い流してしまうことがあります。
皮脂を過剰に除去してしまうと皮脂をさらに分泌してしまうので頭皮のトラブルにな流ことがあります。
アミノ酸
髪の毛の構成するアミノ酸由来の成分に由来しているためマイルドに洗い上げます。
ベタイン系
アミノ酸系より洗浄力が弱い分、刺激も弱いため皮膚の弱い方にお勧めです。
よくある説明はこんな感じです。
硬水地方に住む私たちに大事なのは
硬水と相性のいい界面活性剤を選ぶ!
シャンプー剤に使われている界面活性剤は
- 陰イオン界面活性剤
- 両性界面活性剤
- 非イオン界面活性剤
があります。
その中で非イオン界面活性剤が硬水でも洗浄力の反応が変わらない。
とされています!
Coco Glucoside | ヤシ油アルキルグルコシド |
Cocamide DEA | コカミドDEA |
lauryl glucoside | ラウリルグルコシド |
Decyl glucoside | デシルグルコシド |
caprylyl glucoside | カプリリルグルコシ |
ヒャーーーー。
って思いますよね。
まずシャンプー裏をみてください。
まず、水が一番です(液体の場合)その次に書いてあるのが次に多く入っているものです。
それがこの非イオン界面活性剤ができているものを選んじゃえばオッケーです!
日本ではなかなかこのタイプが水の次に来るものは少ないかもです。
でもヨーロッパは売っていますよ。
ちなみにconsum やMercadonaでは売っていません。
この2大スーパーはだいたいが
Agua (水)Sodium laureth sulfate(ラウレス硫酸ナトリウムCocamidopropyl betaine(コカミドプロピルベタイン)
このパターンが多いです。
です。
ちょっとシャンプーの裏をみてみてください。
最後に
方法はいろいろあります。
何か一つでもやってみてはいかがでしょうか?
短期、長期滞在。どちらにせよ大事な髪や皮膚をしっかり守っていきましょーーー
海外のストレスを少しでも減らせれるといいですね!
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